当サイトのトップページには、土日のあいだも「いまのドル円はこのくらい」という換算レートが動いています。月曜を待たずに、窓(金曜終値と月曜始値の段差)の見当をつけるための数字です。
以前の記事「窓開けはなぜ起こる?」では、「データがたまり次第、窓の予想がどれだけ当たったかを実測の数字で公開する」と書きました。2週末ぶんの記録がたまったので、約束どおり数字を出します。
| 週末 | 金曜終値 | 当サイトの週末最後の換算値 | 月曜の実際の始値 | 当サイトのズレ | 金曜終値のままとの差 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026-08-31(ドル円) | 160.038円 | 160.086円 | 160.108円 | -2.2銭 | -7.0銭 |
| 2026-09-07(ドル円) | 156.221円 | 156.368円 | 155.947円 | +42.1銭 | +27.4銭 |
※ 「ズレ」は(当サイトの換算値 − 実際の始値)。「金曜終値のままとの差」は、何もせず金曜の値を見ていた場合との比較です。
1週目は、換算値のほうが「金曜終値のまま」より実際の始値に近い結果でした。2週目は逆で、「金曜終値のまま」のほうが当サイトの換算値より実際の始値に近い結果でした。
2026年9月7日の週末(9/5〜9/6)の直前、9月4日(金)には米雇用統計(NFP)の発表がありました。市場を動かす代表的な指標です。考えられる要因は次の2つです。
当サイトの換算レートは「BTCJPY ÷ BTCUSD ≒ USDJPY」という割り算で作っています(詳しくは「取引所ごとの価格差の記事」)。この式が前提にしているのは、ドル建てBTCと円建てBTCが、為替の動きに連動して動くということです。
しかしビットコインには、為替とまったく関係のない材料(規制のニュース、大口の売買など)で動く場面もあります。週末にビットコイン相場そのものが独自に動いていれば、割り算の結果である換算レートも、為替の実勢とは違う方向にずれます。
平日の指標発表では、為替もBTCも同時に反応しますが、反応の大きさの比率は毎回同じではありません。金曜の夜に出た指標で為替が大きく動いても、BTC側の反応が控えめだった場合、月曜に開いた為替の実勢と、週末じゅう動き続けたBTC由来の換算レートのあいだに差が生まれます。
いずれも実測してみないと分からない種類の差です。当サイトが平日に補正係数を測り直しているのも同じ理由からですが(精度の実測)、それでも窓開けという「市場が閉まっている間の一発勝負」には効き切らない場面がある、というのが2週目の記録です。
2週間、2つの結果だけで結論を出すのは早すぎます。ですが、この2例だけでも言えることがあります。
「窓開けはなぜ起こる?」で書いたとおり、過去24週末を調べてもズレの方向に規則性はありませんでした(プラス方向12回・マイナス方向12回)。今回の2例も、その振れ幅の中に収まっています。
この記録は、週次の記事で毎週の窓開け結果として積み上げています。当たった週も外れた週も、そのまま載せる方針です。週数が増えるほど「どんな週末に外れやすいか」が見えてくるはずなので、まとまった数になったら改めてこの記事も更新します。
トップページでは、土日も9通貨ペアの換算レートを1分ごとに更新しています。